【USUM S18使用構築】 邂遁リザカイロス
【はじめに】
アローラ!たなごびとです。自身初の構築共有をシーズン序盤1ヶ月ほどの間ですが行っていました!その後、この構築は私の持ち構築として最終日以外の日にメインロムで主に使用していました。とても強かったので記事にしてみました。
【構築作成者】https://twitter.com/uwakkipoketwitter.com
【構築経緯】
シーズン序盤、うわっきーさんの新しく作成した構築の練習相手に付き合っていた所、カイロスに興味を持ったらしく今期カイロス軸の構築を組んでみたいと言う話を持ち出した。そこで、私も協力してみようかなと気持ちが固まったため二人で構築を考え始めた。対面4匹はうわっきーさんの方からの提案を採用して、物理特殊受けについて考察をはじめた。
【コンセプト】
⚔対面とサイクル⚔
→2メガ+襷+z(ミミッキュ)+物理受け+特殊受け
基本選出は対面構築の基本である襷+2メガ+zの4匹、そして対面でカバーしきれない場合はクッションとしてやサイクルにもスイッチ出来るように受けポケ@2を加えた。
【個体紹介】
カイロス@カイロスナイト
怪力バサミ→スカイスキン 陽気
141(4)-207(252)-140-×-110-172(252)
恩返し 電光石火 地震 剣舞
○調整意図
AS振り切り 少しHに振ることでアーゴヨンの大文字耐えを可能になるが、火力素早さどちらか削ると本来勝てる相手に負ける危険性があるため振り切った。
不動のエース。
マンダとの違いは崩し性能の高さや先制技の有無、威嚇無効の怪力バサミで容易に差別化を図ることが出来る。
今期は、耐久調整や意地っ張りカイロスなど色々試したがこの構築にはこれが結論。ミミッキュzを耐える最低限の物理耐久、弱点をつかれなければ一発耐える特殊耐久をもつ。ただし、テテフのフィールド込みサイキネで確一なのでそこは注意をした。
キノガッサが非常に重いのでダブルアタックを入れたくて堪らなかったが、今回はカイロスで受け構築崩すことを目標にしていたため諦めた。
リザードン@リザードンナイトy
猛火→サンパワー 控えめ
175(172)-×-115(132)-209(84)-136(4)-135(116)
火炎放射 オーバーヒート ソーラービーム めざパ氷
○調整意図
H :16n-1 奇数
H-B : メガボーマンダの特化捨て身タックル乱数25%以上で耐え
S : 最速70族(主にキノガッサ)抜き
本構築もう1匹のメガ。
カイロスの出せないカバマンダ等に選出する対面のコマ。
同じ弱点(岩4倍、電気2倍)でありながら炎草氷の広い技範囲を持ち、カイロスが苦手とする範囲(カバルドン、ボーマンダ、物理受け鋼等)に対して有利である。
飛行タイプであるため、後述するミミッキュでカバルドンに挑発を入れたあと交換することも視野に入る。その結果ミミッキュの化けの皮を残しつつ、裏を崩す動きをすることも可能になった。
今期の序盤に孵化をしていたら、たまたま色違いが産まれたのもあってとても愛着があった!
ギルガルド@気合いの襷
バトルスイッチ おっとり
135-100(236)-153-112(252)-170-83(20)
シャドーボール 影撃ち 聖剣 めざ氷
○調整意図
B>D DL 調整 B下降補正
C : 特化
S : 無振り71族(主にバンギラス)抜き
余りA
本構築の襷枠であり地雷枠としても活躍した。
初手偵察、ストッパー、終盤の詰めにも使えてとても万能。
相手の深読みが多発してEasyWinを量産することが非常に多かった。
例えば→ランドロスやグライオンがステロを撒くことを優先してきた場合、襷が残り2匹すら持っていくことも可能にする。
また、あと投げグライオンに対して対面から勝つことが出来て対受け構築に対して大きく貢献した。
こちらの襷が発動した場合、影撃ち読み行動をかなりされたため交代読みで積極的に技を撃ってアドを取りにいく。テテフやバンギが裏にいるなら影撃ち読みで引いてくるのでよく読んだ。
この構築で重いキノガッサに対して初手に合わせて、胞子で眠らせて釣りだし行動をよくした。
ミミッキュ@ミミッキュz
化けの皮 意地っ張り
155(196)-143(156)-113(100)-×-126(4)-123(54)
じゃれつく 影撃ち 挑発 剣舞
○調整意図
A : 11n
H-B : A特化メガバシャのフレドラを10/16耐え
H-D : 無補正C252振りコケコの眼鏡10万を15/16耐え
無振りメガゲンガーのシャドボを10/16耐え
S : 準速ガッサ抜き
本構築ストッパー枠。
無難に強かった。困ったらこのポケモンを選出する。
相手のメガギャラドス意識で初めはテンプレABミミッキュで運用していたが、相手のキノガッサにボコされまくったため準速キノガッサ抜きまでSを振った。
挑発を搭載したことによってカバを起点に出来たのが凄く強かった。特にカバマンダレヒレガルドみたいな構築は初手マンダが多く、ミミッキュにカバあと投げでケアする動きをよくされたのでかなりアドバンテージを取ることが出来た。
ジバコイル@突撃チョッキ
磁力 控えめ
177(252)-×-135-179(100)-130(156)-80
10万ボルト ラスターカノン めざ炎 ボルトチェンジ
○調整意図
H : 振り切り
C : ラスターカノンで無振りミミッキュ確定1発
H-D : C170激流ゲッコウガの水z確定耐え
C155熱湯乱数3発(44.3%)
特殊受け枠
ただの特殊受けだけではなく、カイロスを通す上で邪魔になるカグヤムドーをキャッチ出来る特性磁力をもつ。
火力の無さからレヒレに起点にされることが多いが、カイロスの恩返し圏内まで削ってからボルチェンで交換すると起点にならずに済んだ。
754パ相手には磁力警戒でムドーが出されなかったので、相手の選出次第では腐ってしまうことがあったので気をつけた。
ラグラージ@ゴツゴツメット
湿り気 呑気
207(252)-130-156(252)-105-111(4)-72
地震 冷凍ビーム 欠伸 ステルスロック
○調整意図
H : 16n-1
B : 特化
C : 冷凍ビームが無振りメガボーマンダに132〜156ダメージ+メガカイロスの電光石火39~46ダメージで確定171~ダメージ
H-B : メガメタグロスの特化思念2耐え
霊獣ランドロスの特化地震2耐え
物理受け枠。捨て身マンダならゴツメ反動冷凍ビームで確定落ち。
始めこの枠はカバルドンで試していたが、炎の一貫(特にヒードラン)が重く感じていたためスイクンに変更した。その後電気の一貫があり、特に炎ロトムが重かったのでタイプ耐性優秀なラグラージに辿り着いた。
タイプ一致最高打点の地震、対マンダ用の冷凍ビーム確定。
カイロスの抜き性能を上げるステロを覚え、流しや起点作りの欠伸が非常に強力だった。
ただ物理耐久は絶妙に足りなく+2A143ミミッキュzで乱数68.8%、特化なら余裕の確定1発と対ミミッキュ性能に大きく欠けているのが惜しい所。
【選出パターン】
今期よくマッチした代表構築
VS系統→
初手ギルガルドかミミッキュの場合が多かった。リザのオバヒでカバが落ちないケースが多々あり、ミミッキュの挑発を交えて上手く処理する。
VS→
この構築キノガッサがとても重い、それ故初手に必ずキノガッサが来るのでガルドと対面させた。眠らせたあと釣り出しをしてカイロスと交換する展開が多い。
VS→
こちらの構築にリザがいるのでヒードランは確定で来る。またラグラージを意識してナットレイもほぼ来る。よって、ナットレイをジバコイルでキャッチしてマンダをラグラージで削ってeasy!
VS→
この構築はかなり重たい。ヒトムの耐久ラインによってカイロスで押せるか微妙。正直未だに選出結論が出ていない。グロスをゴツメで削り、レヒレをボルチェンとステロで削りミミッキュかカイロスを通す動きを行った印象。
VS→
ガルーラをゴツメで削って欠伸ステロ展開に持ち込む。ガルランド両方をカイロスの恩返し圏内に入るように上手く展開する。ジバコはゲッコウガを一回流せるため必須。
【重いポケモン】
キノガッサ→最速だとカイロスリザードンしか上をとれないのでかなり辛い。今期何故か最速ばっかだったので苦戦した。ギルガルドを眠らせて釣り出しを良くした。
メガリザードンy→ギルガルドに岩雪崩を入れるかかなり真剣に考えました。襷を立てにガルドで削って裏の先制技圏内に落とし込むことで対処しました。
【結果】
この構築の最高レートは1830ほどだと思います。前期に比べて格段に再戦が多く、それに伴って勝てない相手にはほんとに勝てずレートがあまり伸びなかったのが原因だと考えています。最終日は下記の構築で頑張りました。
tanago-poke.hatenablog.com
【最後に】
最終シーズンにまさかこんなことを出来るとは思ってなかったです、強者の方と沢山の意見を交わせて凄く興奮しました。また、ジバコイルの磁力とカイロスの組み合わせによってカイロスの動きが良くなること考えていましたが、自力ではなかなか満足行く構築を組めまなかったのでとても勉強になりました。8世代をいつ頃始めるかはまだ未定ですが、ガチ対戦をやるならまた構築共有をやってみたいです。
うわっきーさん本当にありがとう!